わが家は、明治維新の元勲 大隈重信を一族に、分家して祖父の時代に佐賀から大阪に参りました。その祖父と弟、父と叔父も私も、医師として地元の大阪医科大学で講師や卒業生や勤務医として色々なご縁を結んで来ました。みんな医師として高槻の街に育てられたようなものです。大伯父は、昭和三〇年代に内科と小児科の大隈医院を高槻市梶原で開業して、後に天神町に移転しましたが、今でも街のあちこちで昔の患者さんからお声掛けいただくのは、ご縁の不思議さとありがたさを感じずにはいられません。
地元の高槻市と三島郡島本町は、京から西国街道が貫く、歴史と文化の薫り高い都市です。高度経済成長期の日本経済の牽引車であった、白物家電工場で急速に発展したものの、産業構造の変化や少子高齢化の加速により、北摂7市の中でも、少しずつかつての地位を失いつつあります。これから、どんな復活へのデザインを描いていくか。すなわち、次の時代に、なにで勝負するのか? 今こそ、政府与党として、国との太いパイプを生かせる自民党の出番です!